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近年、街の公園では「スケボー禁止」や「バーベキュー禁止」等
どんどんできない事が増えている。そんな公園の中心で、高所作
業車から「犬に手をふっていい」や、「石をじっくり見ていい」
など、どうでもいい許可をどんどん下していった。
途中「犬に手をふっていい」と出した時に、下にいた知らない人
から「犬に手！ふってきます〜！」と大きな声で言われ、実際に
誰かの行動に変化が生まれたという事にびっくりした。そこで途
中から、語尾を「〜していい」ではなく「〜してみる」に変え、
見た人が能動的に動くような感じで誘いかけてみる事にした。
(る、で終わるのがポイントですね!)そして「てをふってみる」
と出した時は、公園中の人、他にもちょうど目線の高さにあった
電車の中の乗客までもが訳も分からないまま手を振っていた。
上手く言えないが、自分から動いてちょっとやってみるみたいな
事、それが共有される事で、街が柔らかく開いていくんじゃない
か、と予感した。